その後、転職したのはCTI(コンピューター・テレフォニー・インテグレーション)を扱っている会社でした。
現在、CTIと言うと、コールセンター向けのシステムを指しますが、当時は名前の通り、コンピュータと電話を融合させたシステム全般を言いました。
当時、電話のことなんか何も知りませんでした。
と言うか、それが一般的な話で、ソフト屋さんはソフトのことしか、電話屋さんは電話のことしか知らなかったので、CTIを手がけるエンジニア自体が貴重な存在でした。
ここで勉強した知識が、独立した時にニッチな市場で活躍できる基礎となりました。
また、最初の会社は下請けがメインでしたが、この会社は製品販売がメインでした。
その会社形態の違いによって、メンテナンスやクレーム対応が全く違います。
この辺の体験もその後の糧となりました。