とある会社で、社内唯一のCTIのプログラマーがやめてしまうので、何とかならないか?との相談を受けた。
当時はフリーで乗ってきた時期だったので、丁重にお断りするつもりで出向いていった。
そうしたら、プログラムさえやってくれれば、雇用形態にはこだわらないとの事。
他の話でも盛り上がり、すっかり意気投合してしまった。
現在は資本金1円の会社も作れるが、当時、株式会社は1000万円、有限会社は300万円の資本金が必要だった。
もちろん、そんな貯金はどこを見回してもあるはずはない。
意気投合したついでに、将来は会社にしたい、資本金にする金を貸して欲しい旨を打ち明けた。
「私は時期が悪いが、8ヶ月もすれば”喪”が明ける。
その時にお貸しします。
会社を作ったら、真っ先に契約をしたい。
それまでは、個人で受けて欲しい。」
果てさて8ヶ月後、というよりも、それを待たずして、個人での発注額が軽く1000万円を超えてしまった。
貸してくれるどころか、発注で資本金相当額をくれたのだ。
その節は、ありがとうございました。