海外決済システム編【その5】

そうこうしている内に、ある案件が舞い込んだ。

「韓国製のCAT端末をつなげて欲しい。」

CAT端末とは、カードをスライドして読み込んで、本部と通信する端末。
お店とかにに設置されているのを見たことがあると思う。

通常、お店とかに設置されているのは、N◯Tデータ通信という会社の端末で、国内ではここがほぼ独占。
ここに切り込もうというわけだ。

サーバー側から銀行への接続は、出来ている。
開発はCAT端末との接続部分だけだ。

このシステムは画期的だった。
今までカードを使用できなかった業種も決済ができるようになった。
一時期は、風俗店、エステのカード決済の7割がこの会社の端末を使用していた。

海外決済システム編【その4】

何処で嗅ぎつけたのか、海外決済のシステムをやりたいと、数社から問い合わせがあった。
結局、このシステムは2社に売れた。

規模がデカいので、構築には時間がかかった。
お金を扱うので、セキュリティには十二分に配慮しないといけなかったし、もしもに備えて、システムを二重化しないといけなかった。
しかも、決済銀行とのツナギも含めての仕事だったから日米間の往復が大変だった。

この時期に色々な企業が参入してきた。
世の中、決済代行バブル時代だった(笑)。

有名所では、ゼロとテレコムクレジットが立ち上がったのもこの時期だ。

ゼロは全く新規で立ち上がった会社だ。
電話関係のシステムは、カ◯コシステムのエンジニアが引きぬかれて作り上げたらしい。
メインエンジニアを引きぬかれたその会社は、程なくして潰れた。

テレコムクレジットは、IVR販売の大手イー◯テムの役員が立ち上げた会社。

ちなみに、ウチがIVRをつなげた先の元々やっていたところは、まぐ、、、

あれ?
どこまで書いていいのかな?(笑)