会社設立までの個人履歴【その1】

新卒で就職した先は、制御系のシステム屋さんだった。
しかも、ハードウェアに近い箇所で、OSすら載らない4bit、8bitの小さいシステムを手がける会社。
手がけると言っても、業務のほとんどは下請けなので、仕様を聞いてその通りのものを作るだけ。

制御系・組込系のシステムの特色としては堅牢性が第一にあげられる。
どんな状態になっても動作させる。
その為にシステム設計は、フローチャートではなくて、状態遷移図で行う。
この辺のフォールトトレラントなシステム作りは、今のお仕事にとても役立っています。

それと、ハードウェアを直接叩くので、アドレッシングが重要。
当時(今でも?)、ハードウェアを直接叩けるのはアセンブラとC言語だけでした。
C言語からアドレス指定でハードウェアを叩くと言うのも勉強になりました。

社名の由来【その5】

会社の後輩が「何やっている会社か?を明確にした方が、信頼されるよ」とか言ってきた。
なるほど、そういうもんか?

ウチは、電話・通信系のプログラム作成に強い。
よし、社名は『グレイテスト・テレコム』で行こう!

やっと決まった。

社名の由来【その4】

設立時期に「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」という映画を観た。
ミシェール・ヨーがすごく好かったので、今でも007シリーズの中ではお気に入りの一本。

その中の台詞に「Are you undercover?」というのがある。
ジェームス・ボンドとミシェール・ヨーが海に飛び込んで抱き合うシーンでの台詞。
よくよく考えると、これはダブルミーニングだ。
「下は隠しているのか?」
「君はスパイかい?」(undercoverはスパイの隠語)

ダブルミーニングって、かっこいいなぁ。

やっぱ、社名は『グレイテスト』で行こう!

※ちなみに『グレイテスト』は、”greatest(最も偉大な)”と”grey test(灰色のテスト=中途半端なテスト)”のダブルミーニング。
Σ⊂( ̄□ ̄~j

社名の由来【その3】

設立時期の1996年のアトランタオリンピックの開会式で、モハメド・アリが聖火台に点火を行った。
同時に彼の簡単なドキュメントが放送された。
ちょっと格好良かった。

彼のあだ名にちなみ、社名は『グレーテスト』で行こう!