会社設立までの個人履歴【その6】

お客さんの中に一部上場の会社が一社あった。
潰れた会社からの引き継ぎなので、お付き合いして頂いているのだけれど、新規発注に関しては躊躇している様子だった。

「この見積だと単価が高いから、総額は変えなくてもいいから、単価を安くして期間を多めにするように書き直してよ。」

個人や屋号に対しての単価、法人に対しての単価、それぞれ上限が社内規程で決まっているためだ。
担当者の方は凄くいい人で、発注してあげたい気持ちと社内規定との間で、色々と遣り繰りを考えてくれていました。

そして、ふっと、あることが頭に浮かんだ。
『そろそろ、法人組織にするべきかな?』