しかしながら、元の会社は程なくして潰れた。
(新会社の方は、まだ健在)
カード決済代行会社は、銀行から受け取った決済代金を手数料を引いて、依頼会社に振り込む。
手数料は通常、3%~10%だ。
(日本で決済ができない業種だったので、手数料は高めだった)
依頼会社に振り込むまでには少しタイムラグがある。
ここに落とし穴があった。
1000万円の決済があった場合、銀行からは手数料を引いた970万円程度が振り込まれる。
一ヶ月後には、900万円を依頼会社に振り込まなければならないので、儲けは70万円程度。
しかしながら、900万円は手元に残っている状態なので、これを運転資金にしている会社が多かった。
連鎖して(と言うよりも売上拡大しながら)毎月繰り返されるので、手元には常にお金があるような錯覚に陥るのだ。
この誘惑に勝てる人などいなかった(笑)Σ( ̄▽ ̄ι)。
潰れたときに、決済金額を喰い潰している決済会社が多くて、社会問題化したのもこの時期だ。
まあ、今、残っているところは、そんな危ない会社じゃあないと思うけどね。
d( ̄▽ ̄)