海外決済システム編【その2】

ある日、信じられない依頼を受けた。

『運用中のIVRをカード決済を行なっているところに接続してください。』
『えっ?!そんなとこ、あるの?』

そんなところはない、、、、はず、、


日本国内には。
そう、海外のカード会社であれば、決済可能だったのだ。

カード決済が発達した国々では何でもカード決済は可能。
個人の売買でもカード決済が可能なくらいだった。
(PayPalが登場するずっと以前の話でもそうだった。)

しかしながら、困ったことにドル決済だった。

日本円をドルに換算して決済する。
請求明細書にドルの請求金額からの日本円に換算した金額が記載される。
カード利用者はそれを支払う。

店舗はドルを円に換算された、、、まあ、色々とめんどう。
それでも店も客も納得して使っていた。

ってか、既にやっているところがあるのかぁ(´・ω・`)。
先を越されたなぁ。

途中、スパム騒動やら、新年の挨拶等で、ページが飛んでいます。
その3は、こちら↓。
海外決済システム編【その3】

海外決済システム編【その1】

電話回線系のプログラマーをしていたので、テレクラのシステムを手がけたりした。
まあ、アダルトな用途なので大っぴらには言えないが、ウチはあくまでもメーカーで、サービス自体をやっていた訳じゃあない。
ウチが、あくまで電話交換システムとして出荷したモノを”変な使い方をしている客がいる”と言うだけの話。

そういった業者と話していると、決済についての話題が必ずあがる。
「電話を通じて、プッシュ操作だけで、カード決済できないか?」

出来るor出来ないで言えば、技術的には出来る。
しかし現実問題、対面販売でもない、しかも、アダルトなサービスにカード決済の許可は下りないのであった。

ダマでやる方法もある。
知り合いの飲食店とかの名前で、カード取扱店として登録して決済を行う。

しかし、カード会社にバレれば、すぐに止められてしまう。
小遣い稼ぎ程度の話であればいいのだが、ビジネスとして考えた場合、リスクが大きすぎる。

アダルトサービスに限らず、こう言ったカード会社が決済認可を下ろさない業種は他にもある。
エステ、美容整形、etc…

ウチはあくまでもシステム屋さんなので、制度的に出来ないものは、どうしようもない。
( ̄△ ̄)

国際電話プリペイドカードシステム編【6】

もちろん、どんなブームにも終焉はある。

現在、我々はskype等のインターネット電話を使用して、無料で海外と通話している。
『国際電話』という単語自体が死語になっているんじゃないかと思うぐらいだ。

システムに電話をさせてから先の接続には、外国のキャリアではなく、インターネット電話を使用する時期もあった。
皆が使っていたのが、ガラケーだったから、端末から直接インターネット電話をかけられなかったからだ。

ガラケーのjavaでインターネット電話を実現しようとしていた会社もあった。
(結局その会社は、金だけ集めて作れなかった。)

色々なものが開発されては、消えていった。

回るぅ~回るぅ~よ、時代は回る~♪
↑歌変わってんじゃん!

まあ、そういった意味では、過渡期のシステム、時代の徒花だったのかな?

国際電話プリペイドカードシステム編【5】

『国際電話プリペイドカードシステム』と言っても、アメリカでは既にメジャーとなっていた『コーリングカードのシステム』を変形しただけのモノだ。

・ユーザーは使い捨ての10桁程度の番号を購入する。
・システムに電話をかける。
・使い捨ての番号をプシュする。
・相手先の電話番号をプッシュする。
・相手先につながる。
・使い捨て番号にひも付けられた度数分、通話が可能。

首尾よく、発信者番号通知サービスが始まった。
これも使い捨て番号にひも付けて、使い勝手を向上させた。

これは大ヒットになった。

日本にはこんなにも外国人コミュニティが存在するんだなぁと感じたよ。
ハワイ出身の社長がいる国際電話会社、ブラジル人向けの雑誌を出している会社、アルゼンチン人の派遣会社、バングラディッシュ、フィリピン、、、
色々な会社が購入してくれた。

国際電話プリペイドカードシステム編【4】

「会社は潰れるが、個人で保守を継続して貰いたい。
君との個人契約に切り替える様に、何社かの客先には話した。
それでしばらくは、喰っていけるはずだ。」

えっ!!(ΟдΟ?)

これで、再就職がままならなくなって、強制的にフリーのエンジニア。
最初の頃は、前職で売った『コールバック交換機システム』のメンテナンスをして食べていました。

程なくして、知人から紹介を受けた謎の台湾人(笑)と出会いました。
彼は横浜で耳鼻科の先生をやりながら、副業で旅行者や在日台湾人のサポートをやっていると言うとってもユニークな方。

この人は『コールバック交換機システム』を作れる人を探していた。
自身にアイディアがあって、標準仕様のシステムだけでは足りなかったからだ。

もちろん、「オレなら出来る」と答えた。
と言うか、当時はデジタル回線でCTIを組み上げられるのは、日本ではオレだけだった。

「呼を集められることが出来れば(コールバックで動作させなくても)、外国のキャリアからボリュームディスカウントしてもらえる」

斯くして、「コールバック交換機システム」をベースに「国際電話プリペイドカードシステム」の開発に着手した。

風の中のすばる~♪
↑しつこい?